三重県では15日、新たに45人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日に確認された新規感染者数としては過去2番目の人数です。

 感染がわかったのは、四日市市や名張市など10歳未満から90代の男女45人です。

 このうち、尾鷲市と熊野市に住む20代から70代までの男女4人は尾鷲市内の同じ会社に勤務していて、すでに感染が確認されている同僚の男性の接触者としてPCR検査を受け、陽性が判明しました。

 この会社での感染者が5人になったことから、県は県内28例目のクラスターとしました。残りの従業員は検査で陰性が確認されていて、県は会社に出入りしていた取引先やそれぞれの同居家族などの調査を進めています。

 鈴鹿市に住む80代と90代の女性2人は県内の同じデイサービス施設の利用者ですが、それぞれ別の日に利用した後に発熱などの症状が出たため、検査を受けて感染がわかりました。県はデイサービス施設の職員や利用者約100人の接触状況を調べています。

 ほかにも、伊賀市では10歳未満から70代までの男女9人の感染がわかっていて、このうち8人は感染者との食事や家庭内で感染が広がったとみられます。

 三重県の15日時点での病床使用率は59.9%で、感染者数は1707人になっています。