愛知県は19日、新たに246人が新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。愛知県の大村知事は菅首相らとWEBで会談し、医療体制の確保に向けた支援などを要望しました。

 新たに感染が確認されたのは10歳未満から90代までの246人です。

 内訳は名古屋市が94人、豊橋市が18人、豊田市が13人、一宮市が12人、大府市が10人、岡崎市が9人などとなっています。

 このうち春日井市の70代男性はすでにクラスターと認定されている春日井市民病院の患者です。このクラスターは51人になりました。

 豊田市の50代から70代の男性3人は、市内の医療機関の患者です。この医療機関では既に患者や職員、あわせて8人の感染が確認されていて、20日にもクラスターに認定される見通しです。

 また一宮市の70代女性など、感染していた高齢者7人が亡くなったことも発表されました。これで県内の死者は337人になりました。

 大村知事は19日夕方、緊急事態宣言の対象地域に追加指定された大阪、岐阜など6府県の知事と共に菅首相らとWEBで会談しました。

 この中で大村知事は、これまでの県としての取り組みを報告したうえで、国に対し飲食店の営業時間短縮要請の対象にならない飲食店の取引業者への支援策の拡充や、医療機関へのさらなる支援、さらにワクチン接種に関する事業計画を早急に示すことなどを要望しました。