愛知県は新型コロナウイルスの重症者用病床について、県内の大学病院の協力を受けて22床増やし、125床確保したことを明らかにしました。

 愛知県ではこれまで、ECMO=体外式膜型人工肺が必要、またはICU=集中治療室に入室する必要がある重症者用の病床を103床確保していましたが、重症者が一時60人に達するなど、切迫した状況が続いています。

 大村知事は20日午後の記者会見で、名古屋大学や名古屋市立大学など新型コロナウイルスに関して県と連携協定を結んでいる4大学病院の協力を受けて、重症者用の病床を新たに22床確保したと発表しました。

 これで県内の重症者用の病床は125床となりました。

 大村知事は会見で「医療現場は厳しい状況が続いている」として、県民に対して感染予防対策を徹底するよう改めて呼びかけました。