新型コロナの影響で、愛知県内の医療機関の外来患者が減少しています。受診を控えたことで「がん」が進行したケースもありました。

 12月、愛知県保険医協会が県内の開業医に行ったアンケートによりますと、「去年11月の診療が前の年の同じ月に比べて外来患者が減った」と答えたのは77%にのぼりました。

 また「減った」と回答した医師のうち26%が、前の年に比べて2割以上外来患者が減ったと回答しています。

 アンケートでは、患者が受診を控えたことで「がん」や「肝硬変」などが進行し、末期で発見されたケースの報告もあったということです。

 保険医協会の担当者は「必要な受診は不要不急ではないので、不安がある場合は医療機関に相談してほしい」と話しています。