三重県では22日、新たに54人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。このうち37人は鈴鹿市の病院に関連する感染で、県はこの集団をクラスターに認定しました。54人は1日に公表された感染者数としては過去最多です。

 感染が確認されたのは、10歳未満から90代の54人で、このうち37人は鈴鹿中央総合病院の入院患者や職員らです。県はこの集団を県内33例目のクラスターに認定しました。
 また22日は、90代の男性と女性が亡くなったことも発表されました。

 三重県の22日時点での病床使用率は55.5%で、重症者は4人です。

 県によりますと、県内では1月に入って医療機関や社会福祉施設、事業所などであわせて8つのクラスターが発生していて、直近1週間の新規感染者のうち約4割がクラスターに関連しているということで、鈴木知事は「引き続き徹底した感染防止対策への協力をお願いしたい」としています。