愛知県は22日、新たに246人に新型コロナウイルスへの感染が判明したと発表しました。成人式の2次会で集まった若者の集団感染が判明し、県はクラスターと認定しました。

 愛知県などによりますと、22日新たに新型コロナウイルスへの感染が分かったのは、10歳未満から100歳代までの男女246人です。

 内訳は名古屋市が93人、岡崎市が27人、豊橋市が24人、豊田市が12人、安城市が9人、小牧市と豊川市が8人などとなっています。

 県によりますと、大府市内の飲食店で21日までに客などあわせて15人に感染が確認されたとしてクラスターに認定しました。この店では成人式の2次会として、複数のグループが飲食をしていたということです。

 県は22日にも、この店の客など大府市に住む10代から20代の男性3人が新たに感染したと発表していて、感染経路を調べています。

 また岡崎市によりますと、市内の高齢者施設で22日までに職員8人、利用者15人が感染していることがわかりました。このため県に報告し、23日にもクラスターとして認定される見通しです。

 豊橋市によりますと、22日市内の寮に住む20代から30代の女性3人の感染が確認されました。この寮では21日までに男女8人の感染が確認されていて、23日にもクラスターに認定される見通しです。

 また、名古屋市の50代女性と大府市の20代男性は、県がクラスター認定している名古屋市内の職場の従業員らで、このクラスターの感染者は13人になりました。

 一方、21日に死亡した名古屋市の80代男性は、死後遺伝子検査をしたところ新型コロナウイルスへの感染が判明しました。

 22日はこのほかに感染者の男女4人が亡くなったことが発表され、県内の死者は354人になりました。