「コロナ病棟定員超えている」愛知県が入院調整で新組織 医療体制の現状にトップが危機感示す
新型コロナで愛知県が入院調整のため新設した組織のトップに、名古屋掖済会病院の北川喜己副院長が就任し、医療体制の現状について危機感を示しました。
愛知県が新設した「医療体制緊急確保チーム」はトップの北川統括官をはじめ、災害医療が専門の医師ら10人で構成され、感染者の入院調整などにあたります。
愛知県内では25日時点で、入院患者が過去3番目に多い719人、重症者は過去最多の65人と、医療体制は厳しい状況が続いています。
医療体制緊急確保チームの北川統括官:
「コロナの病棟はもう、はっきり言って定員を超えている。コロナ以外の救急病棟の方も実は満杯」
愛知県は、回復途上にある患者の転院を受け入れた医療機関に、1人当たり10万円の応援金を支給するなどして、急性期の患者の病床を増やし、適切に入院できる体制づくりを強化する方針です。