愛知県は新型コロナに感染後に回復した患者の転院を促すため、医療機関に対し1人あたり10万円の「応援金」を支給すると発表しました。

 愛知県によりますと、新型コロナに感染して入院した患者のうち、国の退院基準を満たしても高齢者など持病や後遺症がある場合は引き続き入院が必要なため、コロナ対応の病床がひっ迫する一因となっています。

 愛知県はこうした入院患者を療養型の病院などにスムーズに転院させるため、受け入れた医療機関に患者1人あたり10万円を支払う「応援金」を創設すると発表しました。

 県は2月末までに最大94人の転院を想定していて、空いた病床を活用することでひっ迫する医療体制の緩和に繋げたいとしています。