愛知県東浦町の障害者施設で、職員が入所者に暴行を加えケガをさせたとして逮捕された事件。施設側は他に虐待事案がないか検証するため、弁護士らで構成する第三者委員会を立ち上げました。

 東浦町の知的障害者施設「なないろの家」では、元職員の水野有幸容疑者(45)が入所者2人に暴行を加えケガをさせた傷害の疑いで、2度逮捕されています。

 事件を検証するため、施設を運営する社会福祉法人「愛光園」は第三者委員会を立ち上げることを決め、27日初めての会合が開かれました。

 初会合では弁護士や大学教授など4人が検証委員に選ばれ、委員らは早速、施設を視察に訪れました。

 第三者委員会では事件の検証に加え、施設で他に虐待事案がなかったか調査し、年内に再発防止に向けた提言をまとめることにしています。