愛知県は27日、新たに227人が新型コロナウイルスへの感染が判明したと発表しました。県内の重症者数は過去最多の67人で、県が感染対策の徹底を呼びかけています。

 感染が分かったのは、10歳未満から90代までの男女227人です。内訳は名古屋市が97人、豊橋市が27人、豊田市が23人、岡崎市が8人、春日井市が7人などとなっています。

 県がクラスターに認定している蒲郡市の高齢者施設では、入所者で市内の80代男性と90代女性、幸田町の80代女性に新たに感染がわかりました。このクラスターは25人になりました。

 また、27日は入院していた名古屋市の70代女性など高齢者4人が亡くなったことも発表され、県内の死者は379人になりました。

 新型コロナウイルスによる県内の医療機関の入院者数は718人、このうち重症者は過去最多の67人と高い水準にとどまっています。

 大村知事は「大変厳しい状況」であるとして、不要不急の外出の自粛など、県民に感染防止対策を徹底するよう改めて求めました。