トヨタ自動車の去年の世界販売台数が、5年ぶりに世界トップに返り咲きました。

 トヨタの去年のグループ全体の世界販売台数は952万台あまりで、前の年に比べ1割ほどの減少にとどまりました。

 新型コロナの影響で世界的に春先に販売が低迷したものの、新型車やレクサスが好調な中国を中心に徐々に回復を見せ、10月以降は3カ月連続で前の年を上回っていました。

 トヨタの世界販売台数は、2019年まで4年連続で首位だったフォルクスワーゲンを上回り、5年ぶりにトップに返り咲きます。

 一方、国内の生産台数は292万台と前年を下回ったものの、日本経済を守る観点で従来から掲げていた「国内300万台」の生産体制は維持した形です。