三重県では28日、新たに29人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、桑名市や鈴鹿市などに住む10歳未満から80代の男女29人です。

 クラスターが発生した鈴鹿中央総合病院では、入院患者で40代と50代の男女3人に感染がわかりました。この病院での感染者は66人になりました。

 病院の入院患者や職員の検査はすべて終わりましたが、県はすでに退院した人の調査も引き続き行うことにしています。

 また、市立伊勢総合病院の女性看護師1人の感染もわかり、県は病院の入院患者や職員など100人から150人規模の検査をすることにしています。

 市立四日市病院のクラスターでは新たに看護補助の女性1人の感染が確認され、この病院での感染者は3つの病棟で合わせて12人になりました。

 四日市病院では病棟で複数の感染者が出ている泌尿器科と皮膚科の初診の外来診療を週明けまで一時取りやめるなどしています。

 さらに、四日市病院で感染した入院患者の別居する親族で、20代の男性教師の感染もわかりました。男性教師は感染した親族が入院する際に付き添っていましたが、その後は、無症状で出勤していため、勤務先の四日市市内の高校の生徒など42人の検査を進めています。

 三重県の28日時点の病床使用率は58.0%で、入院調整中が132人、感染者は2117人になりました。