名古屋市守山区の池で、人に危害を加える恐れのある特定動物の「ワニガメ」が捕獲されました。この池では3年前にも別のワニガメが捕獲されています。

 とげとげした甲羅に鋭いくちばし、大怪獣ガメラのモデルにもなった「ワニガメ」です。28日午後2時頃、名古屋市守山区平池東の池で、浚渫工事のために業者が池の水を抜いていたところワニガメを見つけ、作業員2人が捕獲しました。

 見つかったのは体長およそ38.2センチ、体重14.6キロのメスのワニガメでした。

 ワニガメは北米原産で、人に危害を加える恐れがある「特定動物」に指定されていて、飼育するためには動物愛護センターに申請し、所有者などが分かるマイクロチップを足の付け根に埋め込むことになっています。

 しかし、今回見つかったワニガメにはマイクロチップがないことから、何者かが無許可で飼育し池に放った可能性もあるということです。

 今回ワニガメが見つかった池では、3年前にも別のワニガメが捕獲されていて、市は「見つけた際には危険なので近付かずに動物愛護センターなどに連絡してほしい」としています。