三重県熊野市の世界遺産・花の窟神社で、1300年続く恒例の神事が新型コロナウイルスの影響で中止となりました。

 花の窟神社では2日、春の例大祭が行われ、神社関係者ら40人が出席する中、宮司が祝詞を奏上し、地元の小学生の巫女が舞を奉納しました。

 毎年春と秋の例大祭では、ご神体の大岩と境内にあるご神木を結ぶおよそ170メートルの大縄を掛け替える「お綱かけ神事」が行われますが、新型コロナの影響で中止となりました。

 神社によりますと「お綱かけ神事」は1300年前から続いていますが、書物に残る限り、中止となるのは去年の秋の例大祭に続き2回目ということです。