インターネット上の悪質な書き込みなどを通報する「大学生サイバーボランティア」の委嘱式が、3日に愛知県警でオンライン形式で開かれました。

 画面越しにサイバーボランティアの委嘱を受けたのは、愛知県立大学などの学生19人です。

 大学生サイバーボランティアは、9年前から毎年愛知県警から委嘱され活動していますが、今年は新型コロナの影響で、委嘱式がオンライン形式で行われました。

 学生らはSNSを中心に、児童が性被害に遭う恐れのあるような書き込みを見つけると通報をするなどしていて、去年の通報数は2185件にのぼりました。

 委嘱式で愛知県警の岸本一也生活安全部長は、学生らに「これから我々警察と一緒に、インターネット空間の有害なものを摘発してきましょう。皆様の活躍を期待しています」と呼びかけました。

 愛知県立大学大学院1年生の学生は「コロナで活動できないので、パソコン使ってできるボランティアに参加しようと思った。積極的に過ごしやすいようなインターネット空間を作っていきたい」と意気込みを語っていました。