数時間以上の工程がロボットで80分に…移動可能な『自動PCR検査システム』 藤田医科大学が導入
ロボットが自動でPCR検査をするシステムが開発されました。
ロータリーに設置された、白い布に覆われた全長12メートルほどあるコンテナ…。藤田医科大学が導入した川崎重工業の「自動PCR検査システム」です。
コンテナ内では13本のロボットアームを使って、検体が入った容器のふたを開けるところから、新型コロナウイルスのRNAを取り出し測定するところまでを自動で行います。これまで手作業で数時間以上かかっていた工程が、80分でできるようになるということです。
またコンテナは移動も可能で、イベント会場などでの活用も想定しています。
藤田医科大学は実証実験で検査精度を確認した後、早ければ2月中にも、このコンテナを使った自動のPCR検査を始めたい考えです。