三重県では4日新たに、26人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また入院していた患者2人が亡くなりました。

 感染がわかったのは、津市や伊勢市に住む10代から80代の26人です。

 クラスターになっている津市のカラオケ喫茶では、利用客や店員の60代と70代の男女4人に感染がわかりました。県は感染した利用客の同居家族や立ち寄った別のカラオケ施設の関係者など12人の検査を進めています。

 また鈴鹿中央総合病院でも、一度PCR検査で陰性が確認されていた女性看護師1人の感染が新たに判明し、この病院での感染者は84人になりました。

 4日は入院していた90代の男女2人が亡くなったことも発表され、県内の死者は34人になりました。

 三重県の4日時点での病床使用率は47.7%で、感染者は2273人になっています。

 鈴木知事は4日の会見で県独自の「緊急警戒宣言」を3月7日まで延長することを正式に表明したうえで、感染状況が収まれば、期限を待たずに解除する方針も示しました。

 宣言の延長を受け、県は5日朝に対策本部会議を開いて、具体的な措置の内容を公表することにしています。