厚生労働省は、過去に新型コロナウイルスに感染したかどうかを調べる抗体検査の結果を発表しました。愛知県で抗体が検出された人は0.54%にとどまりました。

 厚労省は去年12月、新型コロナの抗体を保有している人の割合を把握するため、東京、大阪、愛知、福岡、宮城の全国5都府県で計約1万5000人を対象に抗体検査を実施しました。

 愛知県では約3000人を対象に検査を行ったところ、抗体を持っていた人はわずか16人で、抗体保有率は0.54%にとどまりました。

 一方、愛知県の感染者数は人口比でおよそ0.3%で、今回の抗体保有率の方が高いことから、愛知県の担当者は「感染していても無症状などで気づかずPCR検査を受けていない人も一定数いるのでは」と分析しています。