1月26日放送の東海ラジオ『ドラゴンズステーション』にOBの井端弘和さんが出演し、学生時代に教員免許を取得した理由について話した。それは、野球部の厳しい練習と深い関係があった。

 大学野球部の練習時間は、朝8時から夕方5時まで。部員らは授業に出る時間以外は練習に参加しなければならない。そこで授業時間を増やすために、教職課程の授業を受けていたという。野球部の同期の教職課程履修率は「25人中20人ぐらい」という高い割合だったそうだ。

 4年時には、出身高校で教育実習も経験。井端さんが教えたのは、主に野球部の後輩にあたる生徒たちで、「みんなおとなしく聴いていた。寝ている生徒は一人もいなかった」という。

 授業だけでなく野球部の練習にも参加。そこで井端さんが感じたのは「高校生のレベルって、こんなもんだっけ?自分もこれぐらいだったんだ」ということ。それは「18歳から22歳の間に、かなりレベルアップするものだ」ということの証明でもある。

 教員免許は取得したが更新しなかったため、現在は免許を持っていない井端さんだが、高校生に野球を指導する資格は取得している。

 井端さんは高校生への指導について「いつからやろうかと考えているところ。体が動かなくなってからでは遅いので、ある程度の年齢になったらやりたいと思っている」と話した。

 そして「うまくなる方法をピンポイントで教えたい。自分が高校時代は、今、振り返ってみると、無駄と思える練習時間が多かった。効率よくやればもっとうまくなると思う」と意欲を見せた。