三重県では9日、新たに7人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。3日連続で10人を下回っています。

 感染がわかったのは、伊賀市や志摩市などに住む20代から70代までの男女7人です。

 このうち、20代の女性は県立志摩病院の看護師で、7日に勤務を終えた後、寒気などの症状が出て、8日にPCR検査を受けて陽性が判明しました。

 県は看護師が勤務していた同じ病棟の入院患者や職員などこれまで46人の検査を行い、患者と看護師少なくとも3人に陽性が確認されたと明らかにしました。3人は10日の発表分に含むということです。

 看護師の感染を受け、志摩病院は外来診療は通常通り行いますが、新規の入院を2月15日まで停止しています。

 7日から8日にかけては60代から90代までの女性3人が亡くなり、県内の死者は39人になりました。

 鈴木知事は、愛知県や岐阜県などの緊急事態宣言の解除について「早く解除するよりは、今感染を抑え込むことが大事」との考えを示し、ワクチン接種に向けた医療機関の負担軽減の観点からも、解除については慎重な判断を国に求めました。