新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて準備が進められていますが、超低温冷凍庫の配送が愛知県で始まっています。

 台車に乗せられ運ばれる大きな段ボール箱。新型コロナワクチンの保管に欠かせない超低温冷凍庫「ディープフリーザー」です。

 愛知県では医療機関への配送が始まり、9日午後、名古屋市西区の名鉄病院にも搬入されました。

名鉄病院予防接種センターの菊池センター長:
「ワクチンがいつ来ても対応できるというのは非常に安心感があります」

 この冷凍庫はマイナス75度で、最大2万3400回分のワクチンを保管することができ、2月20日までに県内およそ70カ所の医療機関に搬入される予定です。

大村愛知県知事:
「これから皆さんとしっかり情報共有をして、ワクチン接種事業をしっかりと成し遂げていきたい」

 ワクチン接種に向けた準備が進む中、9日は愛知県と県内すべての市町村、それに保健所も参加したリモート会議が開催されました。

 県から今後のスケジュールについてなどが説明された一方で、市町村からは「ワクチンが納入される時期を明確にしてほしい」といった要望や、集団接種に使用する広い会場の確保などが課題として挙げられました。