愛知県では9日、新たに84人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が判明したのは10歳未満から90代の男女84人で、3日続けて100人を下回りました。

 このうち豊田市では、これまでに利用者や職員合わせて8人に感染が確認されている施設で、80代の利用者の女性に陽性がわかりました。市によりますと今後クラスターに認定される可能性があるということです。

 9日は、入院していた名古屋市の80代の男性など高齢者6人が亡くなったことも発表され、県内の死者は460人となりました。

 大村知事は9日の会見で新規陽性者数が減少傾向であることに触れ、「緊急事態宣言を解除に持っていくことは視野に入っている」と述べましたが、医療現場は依然ひっ迫していて、医療関係者から「今しばらく状況を見てほしい」という意見があることを明かし、宣言の解除については「総合的に判断したい」としました。