トヨタ自動車が今年度の純利益の見通しを1兆9000億円に上方修正しました。

 トヨタは10日、今年3月期の連結業績予想を上方修正し、純利益は去年11月の公表から4800億円増え、1兆9000億円となる見通しを明らかにしました。

 新型コロナで落ち込んだ販売が、人気の車種の生産強化やオンライン販売の導入などで北米や中国を中心に回復するとともに、生産現場の効率化などの取り組みが主な要因としています。

 グループ全体の販売台数の見通しも31万台増やし973万台としました。

 また、去年4月から12月までの連結決算については、売上高が前の年の同じ時期に比べ15%減って19兆5252億円、純利益が14.1%減って1兆4680億円と減収減益となりました。