三重県では10日、新たに10人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、志摩市や津市などに住む20代から80代の10人です。このうち伊勢市の60代の女性は市立小学校の教職員で、発熱する2日前に勤務していたことから、県は接触があった児童など約80人の検査を進めています。

 また県立志摩病院では看護師と入院患者3人の感染が確認され、この病院での感染者は4人になりました。県は感染者が出た病棟に出入りしていた医師や看護師など、70人の検査をしています。

 60代と80代の女性2人は、クラスターになっている鈴鹿中央総合病院の入院患者で、1度は検査で陰性でしたが、その後発熱などの症状が出たため再検査したところ陽性でした。この病院での感染者は87人になりました。

 また、四日市市では入院中だった80代の男性が9日に亡くなり、県内の死者は40人になりました。

 三重県の10日時点の病床利用率は43.2%で感染者は2340人になりました。