愛知県は新型コロナウイルス対策の関連事業として、1308億円を盛り込むなどした新年度予算案を発表しました。

 県によりますと、新年度予算案の一般会計は今年度当初に比べ5.6パーセント増え、過去最大規模となる2兆7163億700万円となりました。

 このうち新型コロナ対策としては、患者を受け入れた医療機関への応援金など、今年度から継続する事業に加え、ワクチン接種に必要な費用など総額1308億円が盛り込まれています。

 また、南海トラフ巨大地震など大規模災害の発生時に、全国からの応援の人員や物資などを受け入れる広域防災拠点を、豊山町の名古屋空港西側に整備するための調査費として、2億6756万円が計上されています。

 このほか、4月から施行する自転車の安全利用促進条例に伴い、児童生徒や高齢者がヘルメットを購入する費用を市町村が助成する際、一部を負担する補助金として3425万円が計上されています。

 一方、新型コロナの影響で過去3番目の規模となる1600億円を超える税収減となるため、県債を過去最大の4079億円発行するとしています。

 愛知県の新年度予算案は、2月19日から始まる2月定例議会で審議されます。