愛知県と三重県は、新年度予算案を発表しました。いずれも新型コロナ対策費用が盛り込まれた影響で、過去最大となっています。

 愛知県の新年度予算案の一般会計は、今年度当初に比べ5.6パーセント増え、過去最大規模となる2兆7163億円あまりとなりました。

 このうち新型コロナ対策としては、患者を受け入れた医療機関への応援金など、今年度から継続する事業に加え、ワクチン接種に必要な費用など、総額1308億円が盛り込まれています。

 一方、三重県の新年度予算案の一般会計は7882億円と、今年度の当初予算から475億円増え、こちらも過去最大となりました。

 新型コロナ対応費用として548億円が計上され、このうち病床や宿泊療養施設の確保費用などで301億円を占めています。

 また、今年9月に予定されている「三重とこわか国体・とこわか大会」の開催費用として87億円、国体と太平洋島サミットなど大規模イベントにおける三重県警のテロ等対策費として2億円あまりが計上されています。