大規模な不正あった疑い強まる…愛知県知事リコール署名の8割超無効 県選管が被疑者不詳のまま刑事告発
愛知県の大村知事のリコール運動をめぐり、8割以上の署名に不正が疑われている問題で、県の選挙管理委員会が刑事告発しました。
高須クリニックの高須克弥院長が主導し、河村市長も支援した大村知事のリコール署名を巡っては、不正に関する情報が相次いで寄せられたことから、愛知県選挙管理委員会が調査を進めてきました。
これまでの調査で、提出されたおよそ43万5000人分の署名のうち83%あまりが無効と判断されるなど、大規模な不正があった疑いが強まり、県選管は15日、地方自治法違反の疑いで被疑者不詳のまま愛知県警に刑事告発しました。
この問題をめぐっては、2月12日に高須院長も名古屋地検に告発状を提出。弥富市や碧南市の複数の市議が自らの名前が勝手に署名簿に使われたとして刑事告訴などをしています。
15日午後に会見した大村知事は…。
大村愛知県知事:
「河村氏、高須氏、田中氏(元県議)、主導されたこの方々は、事実関係を明らかにする責任があると思います」