来年の春に入学する小学生のランドセル選び、いわゆる「ラン活」をもう始めている人がいます。コロナ禍の中でラン活をサポートするアプリも登場しました。

 スマホのカメラを向けると、画面内の人がランドセルを背負った状態に。アプリに性別と身長を入力してカメラを向ければ、ランドセルを背負った姿が映ります。

 もちろん画像の保存も可能で、様々なランドセルを着せ替えのように楽しめます。身長は180センチまで対応しているので、大人でも使えます。

 作ったのはランドセルメーカーのセイバンです。作った理由を聞いてみると…。

セイバンの担当者:
「結構時間をかけて今くらいから選ばれる方と、夏ぐらいとかお盆くらいに選ばれる方とか、いろんなタイミングで選ばれますね。(Q.早い方だと今頃に見る?)お子さんは(ランドセルを)何本も何本も背負うのは嫌になったりとか飽きちゃったりする。アプリと併用しながら時間を有効に使えればなと」

 ランドセル選び、いわゆる「ラン活」は、来年入学する1年先のこの時期から、始めている人もいるそうです。ランドセルはセイバンだけでも170種類もあり、通常店で選ぶと2、3時間はかかるんだとか。

 しかし、現在は新型コロナ対策で、店内の滞在時間を1回45分の予約制に制限。そこでアプリを使い、事前におうちで気軽にランドセル選びをしてほしいと開発したそうです。来店した親子に試してもらうと、評判も上々でした。

来店客の母親:
「分かりやすいし、本人も鏡を見ないと見えないけど、携帯だったら本人も見れるし。いろいろ試着できていいね、簡単にね」

来店客の子供:
「(Q.どうだった?)楽しかった(Q.何色が良かった?)みずいろ」

来店客の父親:
「(背負ったのは)20年ぶりぐらいですかね」

セイバンの担当者:
「お家にいる時の時間を使って選ぶプロセスを楽しんで、お子さんの一生の思い出に残るようなランドセル選びをしてもらいたいなと思います」