三重県では22日、新たに4人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、鳥羽市や伊賀市などに住むいずれも介護施設の入所者で80代から90代で男女4人です。

 伊賀市の80代の女性は県内の介護施設の入所者で、18日に発熱したためPCR検査を受け、陽性と判明しました。県は接触者調査を進めていて、施設の入所者や職員など100人を超える規模の検査をすることにしています。

 クラスターになっている鳥羽市の鳥羽陽光苑では、新たに入所者の男女2人に感染が確認され、この施設の感染者は25人になりました。

 津市の介護老人保健施設つつじの里でも入所者の80代男性に感染が判明し、この施設の感染者は22人になりました。

 また、入院していた70代の男性が21日に亡くなったことも発表されました。

 三重県の22日時点の病床利用率は38.9%、感染者数は2466人です。

 鈴木知事は22日の会見で、24日から県内の新型コロナ患者の入院病床が11床増え、384床となることを明らかにしました。

 また、県独自の緊急警戒宣言の解除については、「時短要請の解除から2週間になる今週の県内の感染状況と、愛知県・岐阜県の緊急事態宣言が解除されるかどうかを見て対応したい」としています。