愛知県では3日、新たに55人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が判明したのは、10歳未満から80代の55人で、内訳は名古屋市が33人、大府市や半田市など知多エリアが9人、豊田市や豊橋市など三河エリアが7人、一宮市や豊明市など尾張エリアが6人となっています。

 また、入院していた60代の男性など高齢者5人が亡くなったことも発表されました。愛知県の死者は531人となりました。

 また、県によりますと2月は73の高齢者施設で利用者や職員あわせて284人の感染が確認されたということです。1月は157の施設で419人の感染が確認され、1か月あたりで過去最多となりましたが、2月は大幅に減りました。

 しかし、大村知事は3日の会見で、全体の新規感染者数と比べると、高齢者施設における減り方は小さいと指摘しました。

 現在、入院患者のうち4分の3は70歳以上の高齢者で「なかなか退院に時間がかかるので(入院者数が)減っていかない」と述べ、あらためて「高齢者を守る8つのポイント」を守るように呼びかけました。

【高齢者を守る8つのポイント】
1.手指衛生の励行

2.個人防護具の着用

3.面会やプログラムの制限、休止

4.職員の健康管理の徹底

5.利用者の健康管理の徹底

6.定期的な換気

7.環境・器材消毒の実施

8.給食、リネン管理の徹底