三重県では5日、新たに5人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、いなべ市や津市などに住む30代から80代の男女5人です。

 このうち、木曽岬町の50代女性は桑名市内の公立小学校の教師で、県外の感染者が2月末に自宅に来ていたため、濃厚接触者としてPCR検査を受けて陽性が判明しました。県は女性が勤務していた小学校の児童や職員40人ほどを検査することにしています。

 また、80代の女性はクラスターになっている「介護老人保健施設つつじの里」の入所者で、2月中旬以降、5回の検査を受けて陰性が確認されていましたが、発熱などの症状が出たため6回目の検査をしたところ、感染が判明しました。この施設での感染者は34人になりました。

 5日は、入院していた80代の患者が3日に亡くなっていたことが発表されましたが、遺族の了解が得られなかったとして、県は性別を明らかにしていません。県内の死者は57人目です。

 三重県の5日時点の病床使用率は26.8%で、感染者は2540人になりました。