愛知県は新型コロナウイルス対策として3月14日までとしていた県独自の厳重警戒宣言について、1週間延長する方針を固めました。飲食店への時短要請もそのまま継続する方針です。

 関係者によりますと、愛知県は国の緊急事態宣言解除後、3月1日から県独自で出している厳重警戒宣言について、14日までの期限を1週間延長し、3月21日までとする方針を固めました。

 県内全ての飲食店を対象にした、午後9時までの営業時間短縮の要請もあわせて1週間延長し、協力金も引き続き1日当たり4万円を支給する方針です。

 一方、豊橋市は4月中旬としていた高齢者へのワクチン接種の開始時期を、5月中旬に変更すると発表しました。

 豊橋市には、4月に2箱あわせて974人分のワクチンが供給され、高齢者への接種が開始される予定でした。しかし、限られた供給量で重症化リスクなどの観点から高齢者施設での接種を優先し、一般の高齢者への接種は早くても5月中旬にずれ込むということです。

 ワクチンの供給量によっては、さらに遅れが出る可能性もあります。

 愛知県の担当者によりますと、高齢者への接種については豊橋市のように高齢者施設を優先するやり方以外に、年齢の高い人から接種するなど様々なケースが考えられていて、各市町村で現在検討が進められています。