三重県では10日、新たに9人の感染の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10代から70代までの男女9人です。

 このうち津市の40代女性は津税務署の職員で、3月1日に咳などの症状が出て、その後8日にPCR検査を受けて、陽性がわかりました。

 また、この女性と同居する70代の自営業の男性も感染が確認され、県は男性の職場の同僚7人の検査を進めています。

 クラスターになったいなべ市の保育園では、既に感染が判明していた園児の女の子と同居する家族で40代女性が陽性とわかりました。

 女性は一度検査で陰性でしたが、その後味覚や嗅覚障害などの症状が出たため再検査し、陽性が判明しました。

 10日は入院していた90代の女性と80代の男性が9日に亡くなったことも発表され、県内の死者は61人になりました。三重県の10日時点の病床利用率は20.9%で、累計の感染者数は2565人です。