愛知県では12日、新たに52人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。大村知事は新規感染者数について「下げ止まっている感がある」として改めて感染予防対策の徹底を呼びかけています。

 県などによりますと12日、新たに感染がわかったのは10歳未満から80代の52人です。内訳は名古屋市が20人、豊田市が6人、一宮市、小牧市、みよし市が3人などとなっています。

 半田市の80代男性と阿久比町の30代男性は県がクラスターに認定している市立半田病院の関係者で、このクラスターは63人になりました。

 また県は、名古屋市内の会食で発生したクラスターについて、市内の飲食店の従業員らが閉店パーティーで集まった際に発生したことを明らかにしました。このクラスターでは名古屋市の10代から20代の男女13人の感染がわかりました。

 一方、90代の女性など入院していた男女3人が亡くなりました。県内の死者は554人になりました。

 愛知県の大村知事は毎週金曜日の新規感染者数が直近1か月間は40~50人程度で推移していることから、「下げ止まっている感がある。もうちょっと下がらないかという思いもある」と述べ、県民に対し改めて感染予防対策の徹底を呼びかけました。