2020年に新型コロナのクラスターが発生した愛知県の豊川市民病院で、医療従事者へのワクチンの優先接種が始まりました。

 豊川市民病院では15日、院内の講堂に会場が設けられ、医師や看護師などおよそ200人に新型コロナのワクチンが接種されました。

 豊川市民病院では去年12月に、医師など病院関係者や患者など合わせて62人が新型コロナに感染するクラスターが発生していました。

豊川市民病院の松本院長:
「クラスターが発生して大変多くの方々にご迷惑をかけたのですけれど、いったん陽性者が出ると本当にパッと広がってしまう、大変怖い思いをしました。ワクチン接種は大きな転機になり得ると思うので、職員の安心度がアップするんじゃないかと思います」

 豊川市民病院では、患者に直接対応する医師や看護師などから接種を始めていて、今回を含め病院の職員など1230人を対象に、ワクチンが届き次第、順次接種していく予定です。

 一方、岐阜市では15日から、新型コロナのワクチン接種についての相談や質問に答えるコールセンターを開設。

 15日は早速市民から「接種のクーポン券についてや、いつから予約ができるのか知りたい」などの質問が寄せられていました。

 このコールセンターでは、今後準備が整い次第、岐阜市内の公共施設で実施される予定の集団接種の予約も受け付ける予定です。

 岐阜市ワクチンコールセンターの電話番号は058-252-0580で、毎日午前8時45分から午後5時30分まで、土日祝日も対応しています。