名古屋市立中学でいじめに関する相談をしていた1年生の女子生徒が自殺した問題で、女子生徒が2月から教室に行かず、別室で授業を受けていたことが分かりました。

 名古屋市立中学1年の女子生徒(13)は、3月9日の下校後に自宅で自殺し、去年11月に生徒2人からLINEのグループで嫌がらせを受けたことを、学校に相談していたことがわかっています。

 関係者によりますと、女子生徒は2月から教室に行かず別室で授業を受けていて、自殺した当日も個別に授業を受け、正午ごろに下校していたということです。

 女子生徒の親族は…。

女子生徒の親族:
「今年くらいからね、元気がないなって話もしたこともある。どうしてあの子がね…こんなことになっちゃうかね。信じられないですよ」

 女子生徒は複数回にわたって担任に相談していましたが、学校側は女子生徒が学校に相談したことによる報復を恐れたことから、2人の生徒に直接の指導はしていませんでした。

 市教委は「いじめ重大事態」として調査を進めています。