名古屋市立の中学1年の女子生徒が自殺した問題で、女子生徒がLINEで嫌がらせを受けたこと以外にも、勉強など複数の悩みについて学校に相談していたことがわかりました。

 3月9日に自殺した名古屋市立中学1年の女子生徒(13)は、去年11月、生徒2人からLINEのグループで嫌がらせを受けたことを、担任に相談していたことがわかっています。

 学校によりますと、嫌がらせとみられるLINEのメッセージは1度で相談後は続いておらず、女子生徒はその後、勉強など複数の悩みを担任やスクールカウンセラーに相談していたということです。

 LINEのメッセージについて学校側は、女子生徒が相談したことによる仕返しを恐れたことを理由に、メッセージを送ったとされる2人の生徒に直接の指導はしていませんでした。

 市の教育委員会は生徒にアンケート用紙を配り、女子生徒に対するいじめ行為があったかどうか調査を進めています。