岐阜県土岐市の保育園で、給食を食べた園児と職員あわせて50人に食中毒の症状が確認されました。いずれも症状は軽く快方に向かっています。

 岐阜県によりますと、食中毒が発生したのは土岐市立久尻保育園で、3月19日から20日にかけて1歳から6歳の園児35人と24歳から71歳の女性職員15人が嘔吐や発熱、下痢などの症状を訴えました。

 全員症状は軽く快方に向かっているということです。

 発症した園児と職員はいずれも園内で調理された給食を食べていましたが、今のところ給食や調理従事者から食中毒菌やウイルスは検出されておらず、原因は分かっていません。

 東濃保健所は、21日付で園内の調理施設を業務禁止処分とするともに、詳しい原因を調べています。

 またこの影響で、保育園では3月20日に予定していた卒園式を中止としたほか、3月24日まで休園すると発表しています。