4月の名古屋市長選挙への出馬を表明している河村たかし市長と対立候補の横井利明市議が、街頭で早くも火花を散らしています。

 22日、名古屋市役所から街頭活動を始めた河村たかし市長。演説場所の栄の三越前を目指し、自転車のペダルを漕ぎます。ところが、そこにはすでに先客が。対立候補の横井利明市議です。

横井市議:
「(新型コロナ対策として)経済的な支援を含め、そしてお金の融資を含め行って参りましたけれども、(この調整は)愛知県知事と河村市長の中では、たったの1度も行われることがありませんでした」

 やむなく大津通を挟んだ反対側で演説を始めた河村市長。

河村市長:
「待機児童がどうだとか、ああいうのの指標をとりますと、(大都市で)名古屋が去年までは日本一だったんです」

 自身の成果をアピールしていると、そこへ演説を終えた横井市議が…。

河村市長:
「(近寄ってきた横井市議に対し)まーもうええって、行ってちょうだい。どうぞどうぞ」

横井市議:
「嫌がっとる」

河村市長:
「嫌がっとらせんけど、あんまりやるもんじゃにゃあで」

 あわよくば討論を仕掛けたい横井市議をいなした河村市長。

 市長選にはこのほか、政治団体共同代表の尾形慶子氏(63)と、23日に会見した元会社員の太田敏光氏(72)も出馬する意向を表明しています。

 名古屋市長選挙は4月11日告示、25日投開票です。