三重県で新型コロナウイルスのワクチンを接種した医療従事者の30代男性に、呼吸困難などの症状があらわれました。男性は回復しましたが、今後厚生労働省がアナフィラキシーかどうか判断するということです。

 三重県によりますと、男性は19日にワクチンを接種した後、およそ20分後に呼吸困難やじん麻疹などの症状があらわれたということです。

 担当医がアナフィラキシーと判断し、アドレナリンを注射したところ、男性の症状は回復しました。入院もしていないということです。

 三重県では26日までに、新型コロナワクチンの優先接種を1万4115回行っていて、アナフィラキシー症候群の発生は2例目となります。

 男性の症状がワクチン接種によるアナフィラキシー症候群かどうか、今後厚生労働省の審議会で判断されます。