愛知県では26日、新たに64人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が判明したのは10歳未満から80代の64人で、内訳は名古屋市が30人、一宮市や弥富市など尾張エリアが19人、豊橋市や豊田市など三河エリアが15人となっています。

 クラスターが発生した豊田市の病院では新たに70代の女性に感染が判明しました。女性は別の病気で入院していましたが、退院後に咳などの症状が出て検査したところ陽性とわかったということです。女性は重症です。この病院のクラスターは17人となりました。

 また、豊橋市の積善病院では26日までに患者と職員合わせて14人に感染が判明し、県がクラスターと認定する見通しです。病院では全職員に抗原検査を行うとともに、当面の間、外来診療とオンライン面会を中止します。

 感染状況を示す県の指標では25日までの7日間で1日の新規感染者数の平均が「ステージ1」から「ステージ2」の50人台となり、大村知事は26日の会見で「水準が上がってきている」「リバウンドというのはある」と述べました。

 その上で、3月31日までとしている名古屋市内の酒類の提供を伴う飲食店への営業時間の短縮要請については「週末の数値を見て週明けに適切に判断したい」との考えを改めて示しました。