自宅療養する新型コロナ感染者の診察に補助金を出します。名古屋市は4月から、自宅療養する感染者の往診や電話診療などに補助金を出すモデル事業を始めると発表しました。

 モデル事業では、医療機関に対し往診や外来受診なら1回あたり1万5000円、電話などでの診療なら1回あたり3000円の補助金を出します。

 自宅療養者の症状の悪化を防ぐのが狙いで、健康観察を続ける保健センターが診察の必要性を判断し、医療機関に依頼します。

 名古屋市は5月末までこの取り組みをモデル事業として進め、問題点などを洗い出した上で本格実施につなげたいとしています。

 新型コロナの自宅療養者は、病床がひっ迫した第3波のピーク時には、名古屋市内だけでもおよそ1300人にのぼり、第4波に備えて医療提供体制の確保が課題となっています。