三重県では29日、新たに9人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは、桑名市や津市などに住む10代から50代の男女9人です。

 このうち10代の女子学生は県外の大学に通っていて、24日に三重県内の実家に帰省していたところ、発熱の症状などが出たためPCR検査を受け、陽性が判明しました。

 女子学生は大学の活動で、感染した友人と接触があったということで、県は実家の家族3人の検査をしています。

 また津市の30代の女性は19日と20日に県外で感染した友人と一緒に食事をしていたということで、県が同居する家族3人の検査を進めています。

 29日の感染者9人のうち、少なくとも3人は県外で感染したとみられるため、県は引き続き新年度を迎える時期の移動による感染に注意を呼びかけています。

 津市の40代女性は病院の看護師で、27日に発熱し感染がわかりましたが、県が病院の職員と入院患者合わせて85人を検査したところ、全員陰性が確認されたということです。

 三重県の29日時点の病床使用率は24.2%で、2703人になりました。