愛知県は29日、新たに39人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表しました。大村知事は「3月前半、半ばに比べるとじわじわ増えている」として感染対策の徹底を呼びかけました。

 感染が分かったのは10歳未満から80代の男女39人です。内訳は名古屋市が20人、岡崎市と愛西市が3人、瀬戸市と犬山市、岡崎市が2人などとなっています。

 また入院していた70歳の女性など高齢者2人が亡くなったことも発表され、県内の死者は576人になりました。

 28日時点で新規感染者は7日間平均で64.9人と、8日連続で前日に比べ増えています。

 こうした状況について、大村知事は29日夕方の記者会見で「新規陽性者数が3月前半に比べるとじわじわと増えている。減っていないし横ばいでもない。リバウンドしているのは事実」と指摘しました。

 その上で、31日までとしている名古屋市の酒類を提供する飲食店への営業時間短縮要請について4月21日まで延長する方針を明らかにしました。

 また感染状況が更に広がった場合、対策を強化する可能性があるとして、県民に対して改めて感染防止への取り組みを徹底するよう呼びかけました。