三重県では30日、新たに17人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、変異ウイルスに新たに16人が感染していたと発表されました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から50代の17人です。

 四日市市の会社員の20代の男性はクラスターになっている「ラウンジユアー」を19日と20日に利用した客で、感染した従業員の女性から接客を受けていたため、PCR検査をして陽性が判明しました。この店に関連する感染者は12人になりました。

 県によりますと、感染した従業員が勤務していた期間の利用客は最大で50人ほどで、これまでに30人から問い合わせがあり、調査を進めています。

 また、菰野町の20代男性は県内の大学の卒業生で、28日に頭痛などの症状が出て検査を受けたところ、感染がわかりました。

 男性は24日に県外を訪問していて、その後地元へ戻ってきてから複数の友人と一緒に食事をするなどしているため、県は友人14人の検査を進めています。

 津市の20代男性は県内の大学の卒業生で、28日に発熱などの症状が出て検査したところ、陽性が判明しました。この男性は26日から28日にかけ食事や県外への旅行などに友人らと一緒に行っていたため、県は接触があった友人11人などの検査進めています。

 一方、県の検査で、変異ウイルスに新たに20代から80代の男女16人が感染していたと公表されました。

 三重県の30日時点での病床使用率は26.5%で、感染者数は2720人になりました。

 三重県の鈴木知事は「リバウンドしつつあり、第4波を回避するための重要局面にきている。移動の多い時期なので、長時間・大人数での飲食を避けるなど引き続き感染対策をお願いしたい」としています。