三重県では2日、新たに26人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また変異ウイルスの感染が7人に確認されたほか、県内初の死者も出ています。

 新型コロナウイルスの感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む26人で、半数以上が10代や20代の若い世代です。

 このうち、すでに複数の感染者が確認されている3月27日に行われた大学生らが集まった飲み会では、津市の学生で20代の男女が新たに陽性と判明しました。県はこの飲み会を含む3日間の飲み会をあわせて、県内49例目のクラスターとしました。このクラスターの人数は12人です。

 一連の飲み会は飲食店や学生の自宅などで卒業生の送別会として開催されたとみられ、それぞれ8人から10人ほどが参加していたということです。

 変異ウイルスについては2日、新たに男女7人の感染が判明しています。

 また、変異株に感染していた70代の患者1人が1日に亡くなったことが発表されました。変異ウイルスでの死者は県内で初めてです。

 感染者の増加を受けて、鈴木知事は「リバウンドしているのは間違いない。今は第4波の入り口で、大きな波にしてはならない」として大人数・長時間での歓送迎会は避けるよう呼びかけています。