三重県では5日、新たに10人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染が分かったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10代から60代の男女10人です。

 このうち鈴鹿市に住む30代の会社員の男性は、4月1日に発熱などの症状が出たため、PCR検査を受けて陽性が判明しました。

 男性は県内の会社に勤務していて、これまでに2か所の社員寮であわせて6人の感染者が出ていることから、会社内でも感染が広まっている可能性もあるとみて、県が調査を進めています。

 また、四日市市の20代の会社員の男性はすでに感染がわかっている同僚と一緒に、3月30日と31日にそれぞれ、5人から10人ほどで職場で宅配サービスを使って食事会をしていたということです。

 5日は、入院していた80代の男性が4日に亡くなったことが発表され、県内の死者は72人になりました。

 三重県の5日時点での病床使用率は37.0%で、感染者数の累計は2839人です。