今年2月から始まった医療従事者へのワクチンの先行接種について、名古屋医療センターはこれまでの約2000回の接種で、アナフィラキシーショックは確認されていないと発表しました。

 名古屋医療センターでは2月19日から先行接種が始まり、これまでに全職員1145人が1回目の接種を終え、このうち805人が2回目も接種しています。

 長谷川好規院長は7日に会見を開き、これまでにアナフィラキシーショックを起こした人はいなかったと発表しました。

 また、15人に接種後まもなく重いアレルギー反応が確認され、このうち3人はじんましんや吐き気で治療を受けましたが、いずれも1時間以内に回復しました。

 このほかの副反応については、発熱の症状は1回目は3%ほど、2回目は16.5%になるなど、だるやさ頭痛の症状と同様に、発症の割合が2回目の方が数倍増えたということです。

長谷川院長:
「(ワクチンは)コロナを収束に向かわせるための大きな手段だと思います。2回目はちょっと副反応が強いようですけども、そういうものをある程度理解して頂いて、積極的にワクチン接種に臨んで頂きたいなと思います」