名古屋市営地下鉄の駅でけさ、一瞬しか扉が開かないまま列車が出発し、通勤ラッシュ時に150人ほどの客がホームに取り残されました。

 名古屋市交通局によりますと、トラブルがあったのは名東区にある地下鉄東山線の藤が丘駅。

 7日午前8時39分ごろ、車両が扉を一度開けた後すぐに閉じて、一人も乗り込めないまま出発。通勤ラッシュの時間帯で、電車を待っていた約150人がホームに取り残されました。

 東山線の始発駅になっている藤が丘駅は、混雑時2人の運転士が入れ替わって折り返し運転をしていて、通常は扉を開けた後交代しています。

 しかし今回、1人目の運転士が扉を開くのを忘れ、入れ替わった運転士はそれに気づかず乗り込んだあと、扉を閉めるボタンを押し作動しなかったため、一度開くボタンを押してすぐに閉めて発車したということです。

 市交通局は「手順の確認を徹底するよう指導する」としています。