愛知県では8日、新たに144人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また大規模イベントの規制を21日まで延長することも発表しました。

 新たに感染がわかったのは、10歳未満から90代の144人です。内訳は名古屋市が57人、一宮市が12人、豊田市が11人、岡崎市が9人、春日井市と稲沢市が8人、西尾市が5人、瀬戸市、津島市、刈谷市が3人などとなっています。

 このうち弥富市の30代男性は、県がクラスター認定している市内の会社の寮の関係者で、このクラスターは15人になりました。

 名古屋市内の職場のクラスターでも、あま市の50代男性の感染が新たにわかり、このクラスターは21人になりました。

 8日は入院していた高齢者1人が亡くなったことも発表され、県内の死者は597人になりました。

 大村知事は8日夕方の記者会見で、「新規感染者が100人を超えているのは厳しいが、入院患者や重症者の状況をみると、直ちに『まん延防止等重点措置』を要請することにはならないのでは」述べました。その上で「明日から週末にかけての数字を見て判断する」としています。

 感染の再拡大を受けて、県は収容人数の半分以内または1万人としている大規模イベントの規制について、4月11日までの期限を21日までに延長することに発表しています。